披露宴会場に入り、席につくと最初に目にされるのが席札と席次表です。

結婚式にお呼びした大切なゲストへのお二人の心づくしを感じて頂けると思います。

席次表はテーブルコーディネートやドレスに合わせたデザインを選ばれることをお薦めしております。

最近では、写真入りのプロフィールやご挨拶など近況の報告も兼ねて印刷されるのが一般的です。席札とデザインを合わせると雰囲気づくりになります。

席次表セット
席次表のスケジュール
席次表を準備するポイント

招待状の出席が確定された方から配席を決定しますが、招待客の居心地に配慮し、序列だけでなく同席者にも気を配りましょう。知り合いがいない方は年齢が近く、話しやすい方のテーブルに、子供連れは入り口に近い方が良いでしょう。

席次表を準備するポイント

席次表や席札を印刷する場合、ゲストのお名前には最善の注意を払う事はもちろん、肩書きにも十分に注意する必要があります。

肩書きは基本的に主役の新郎新婦から見た間柄で表記し、一般的には一つで表します。勤め先関係やお仕事関係のゲストの肩書きは株式会社・有限会社の区別と、これらが商号の前後のどちらに付くか等を必ず確認してください。一般的には「代表取締役」や「~事業部 ~部長」となります。

ご本人に確認出来るのであればそれが最も最善ですが、出来ない場合は近しい方に確認ください。また、称号や部署の名前は最大4行までとなっており、それ以上となると印刷物のバランスが崩れてしまいます。役職者等は人事異動等の時期を挟む事も考えられますので、事前に確認される事をお勧め致します。

▼ 席次表会社関係の肩書き

・主賓の一般的な肩書き

主賓とは、一般的に社会的地位の高い人になります。この場合、企業名・部署名・役職を肩書きとします。企業名は略さず記載してください。

  株式会社●● 代表取締役 / ●●議会議員 / 県立●●高校 校長 / ●流 師範 など

※詳しくは結婚式場にご確認ください。

・恩師・恩人の一般的な肩書き

新郎恩師、新郎高校恩師、新婦中学恩師、新婦恩人など。

現役の場合は、新郎恩師 現在 県立●●中学校 校長 などとします。

・席次表の子供の肩書きと敬称について

小学校高学年以上はとしますが、それより下の場合はくんちゃんとしても良いでしょう。 またはお子様、御令息、御令嬢でも良いでしょう。

※肩書きや敬称につきましては、地域での風習や披露宴会場の方針により異なりますので、詳しくは会場にご確認ください。

・席次表の家族敬称

招待状の文面からも判断できるように、結婚式(披露宴)とは、新郎新婦とその両家が主催者となってゲストをお招きし、おもてなしをする儀式です。

たとえば本人名義で招待状を発送していても二次会でもない限りゲストの大半は「両家に招かれた」という認識を持っています。従って、新郎新婦はもちろんのことその両親および兄弟姉妹には「様」をつけません。

ただし、既に嫁いだ姉妹や養子縁組等で苗字が異なる兄弟姉妹の場合は「様」をつけますが、同居している兄弟の嫁や、姉妹の婿、祖父母には「様」をつけない場合があります。

厳密なルールは地域の風習や披露宴会場の方針によっても異なりますので、会場側にご確認ください。

・席次表の家族や両親の兄弟とその子・孫について

両親より年長の伯父や伯母の配偶者は伯母・伯父、年少の従弟や姉妹の配偶者は従弟・従妹と表します。どちらも配偶者に「義」は付けません。兄弟姉妹のお子様は「甥」「姪」と表します。従姉妹の子どもは「お子様」と表すのが一般的ですが、「従甥」「従姪」と表す事も出来ます。

同い年の従姉妹は生まれ月で判断します。不明な場合は従兄弟や従姉妹でも良いですが、敬わって上表記の方が良いでしょう。

席次表の席順の決め方

メインテーブル(新郎新婦席)に向かって左側が新郎の来賓、右側が新婦の来賓となります。

その中の順番は、メインテーブルに最も近い席(=上座)を勤め先の社長や恩師(主賓格にあたる方)とし、以降は

  勤め先 上司 > 勤め先 先輩や知人 > 勤め先 同僚や友人 > 親族(最も下座は両親)

という順番になりますが、披露宴会場の形状や当日のオペレーション予定によって変則的にならざるを得ないこともありますので、必ず事前に会場側にご相談ください。

席次表の用紙サイズについて

商品によっては中紙のサイズが異なります。「B4・A3」と表記しておりますが、JIS規格で定められたサイズと同じではなく変形の大きさのものもございます。

正確な大きさは、各商品のサイズをご確認ください。

基本はB4サイズでの制作となりますが、下記を目安にA3サイズもご検討ください。

  (1)ご招待客数が多い場合

  (2)テーブル数がヨコに5卓以上の場合

  (3)タテに5卓以上の場合

席次表の裏面に印刷できるもの

席次表の裏面を利用して、プロフィールや挨拶、新居の報告メニューを印刷することができます。

別紙で作られる場合もありますが、席次表の裏面をご利用すると費用を抑えることができます。

※席次表裏面の印刷は印刷の都合上、左右面のみとなります。中央面は印刷出来ません。予めご了承ください。

① プロフィール

今までお世話になった方々への改まった自己紹介になります。

しばらくお会いされていなかった方々に近況を報告するとともに、馴れ初めやお互いの相手方の近親者へ理解して頂けるよう作成します。

② 挨拶

当日おいでの方々への喜びと感謝の気持ちをお伝えします。

二人の永遠の愛をしっかりとお伝えください。

③ 新居案内

感謝の気持ちをお伝えするとともに今後も長いお付き合いのお願いとして新居を報告します。

近くに来られた方に遊びに来てほしいなどのメッセージとともにご利用頂けます。

④ メニュー表

ゲストの方により一層お料理を楽しんで頂くためのアイテムの一つです。

お二人の為に用意されたオリジナル料理を紹介したり、会場自慢の料理を紹介したり出来ます。

和食の場合には、縦書にしフランス料理などは欧文も小さい文字で入れると綺麗にまとまります。

その他のペーパーアイテム

・席札

会場のクロスやコーディネートに合うものでできるだけ見やすいものがお薦めです。

席次表と同様のデザインがベストです。